
04友愛医療センター
豊見城中央病院さまは、これまで急性期医療や24時間の救急医療などの高度医療を担い、災害拠点病院、地域医療支援病院の取得など地域の中核的医療機関として長年地域に根付いた医療を行ってこられました。しかしながら、築30年を超え施設の老朽化など様々な観点から新築移転することを決定し、「救急医療の充実・災害に強い病院づくり・専門医療機能強化・集学的がん治療体制確立」を特徴とし、友愛医療センターとして新たに開院いたしました。
当社4番目の供給先として、2020年8月1日に開院しております。
社会医療法人友愛会 友愛医療センターさまは、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及に貢献したとして、2023年7月26日一般財団法 人ヒートポンプ・蓄熱センターより2023年7月の「ヒートポンプ・蓄熱月間」における「ヒートポンプ・蓄熱普及貢献賞」感謝状を受賞されています。
エネルギーサービスシステムの特徴
友愛医療センターさまに提供しているエネルギーサービスは、REOが1次エネルギーの調達、設備の保有※1、「電気・冷温熱・給湯・蒸気※2」の2次エネルギーの供給、運用管理等を行うサービスとなっております。本エネルギーサービスの特徴は以下の通りになります。
- 特別高圧での2回線受電により、1回線停電時でも高い供給信頼性を確保している
- ピーク電力の6割を確保する非常用発電機と、72時間運転を可能とする重油タンクを設置し、災害時でも医療サービス継続を可能とする万全のMCP(医療継続計画)対策を実施
- 蓄熱槽を活用した災害時のコミュニティタンク※3利用
- 蓄熱槽不能時でも蓄熱用ターボ冷凍機を直送化切替により供給力確保
- インバータスクリューチラーの熱回収システムを活用した高効率なエネルギー製造
- 津波対策として、機械室、電気室を2Fに配置
※1電気設備や熱源設備などエネルギーに係る設備
※2冷熱・温熱:冷暖房に利用
給湯:入浴等に利用
蒸気:医療器具の滅菌や消毒等に利用
※3蓄熱槽内の水を災害時の消防用水や生活用水に利用
設備概要
機械設備
設備 | 能力 | 台数 |
---|---|---|
インバータターボ冷凍機 | 400RT | 1台 |
水熱源スクリューチラー | 150RT | 2台 |
水熱源熱回収スクリューチラー | 130RT | 1台 |
ガス焚冷温水発生機 | 400RT | 1機 |
ガス焚貫流ボイラ | 2.5t/h | 3台 |
もぐり堰式冷水蓄熱槽 | 1700m3 | 1槽 |
電気設備
設備 | 能力 | |
---|---|---|
特別高圧設備 2回線本予備受電 | 1箇所 | |
高圧電気設備(サブ変電所) | 2箇所 | |
非常用発電機 | 1250kVA | 2機 |

水熱源スクリューチラー

ガス焚冷温水発生機

貫流ボイラ

特別高圧電気設備

高圧電気設備

非常用発電機